構造設計部 プロジェクトPROJECTS

2015.12.12

07. 蓼科の森の家

蓼科高原に建設された別荘であり、緩やかな斜面地に壁式鉄筋コンクリート造でつくられた二つのコアの上に、切妻屋根の木造を乗せた計画である。
標高が高く、多雪地域という条件の中、長さ9mで開放的で柔らかい木質に包まれた空間を実現するために高倍率の壁を暖炉を利用して配置し、屋根構面においても高い床倍率となる屋根材や合版を用いて、水平力に抵抗する構造計画とした。 また前面のテラスおよびその屋根は、3mのRC片持ち梁によって支持されている。
そして、木造とWRC造の併用構造によるテクスチャーや空間の特徴が活かされた意匠デザインとなっている。



設計:横内敏人建築設計事務所、金箱構造設計事務所
所在地:長野県茅野市
規模:延床面積199m2, 最高高さ8.255m
構造:1F 鉄筋コンクリート造, 2F 木造
雑誌掲載:新建築住宅特集2015年11月号
写真提供:横内敏人建築設計事務所 森田氏

 

 

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